疑惑の一枚見て来ました キャパ・ゲルダ展

昨日(2013/02/03)のNHKスペシャルご覧になりましたでしょうか?
スペイン内戦で撃たれた兵士が倒れる瞬間を捉えたロバート・キャパの一枚「崩れ落ちる兵士」のやらせ疑惑を扱っていました。沢木耕太郎氏が従来調査してきた内容がベースになっています。
こちらのサイトで概略紹介されてます。
以前からネガやオリジナルプリントがなく、キャパ本人も説明をしないなど疑惑が根強くありました。
番組での結論は、これは軍事演習を撮ったもので、誰も撃たれてもいないし死んでもいない。
兵士は足をとられて滑っただけだった。
撮ったのはキャパではなく、公私ともにパートナーだったゲルダ・タロー。
この写真を撮れるのは、ライカを使っていたキャパではなく、ローライフレックスのゲルダでなければならない。
ゲルダは「崩れ落ちる兵士」がLife誌に掲載され有名になる前に戦地で死亡してます。
疑惑は聞いていましたが、ここまではっきりと結論が出てくるとは・・・
結構ショックでした。
いま横浜美術館で二人の写真展が開かれています。
早速行ってきました。
展示会のキャプションでも沢木氏の説が紹介されていました。
良く知られている説なんですね。知らなかった。
 ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー二人の写真家
 横浜美術館にて。3月24日まで
あの写真は本当に撃たれたところではなかったかも知れませんが、二人の命がけで撮った写真の価値は変わらないと思いました。
お奨めです。
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写真はキャパの「D-Day(ノルマンディ上陸作戦)」の一枚。東京都写真美術館の外壁にあるものです。
敵に背を向けて立ち上がって、味方の兵士を撮るとは。
やはり自殺願望もあったんでしょうね。
 
 
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by nosaphoto | 2013-02-04 18:05 | 展示会紹介
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