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天岩戸神社

日向國「天岩戸神社」の公式ホームページから紹介します。
「天岩戸神社は、宮崎県高千穂町に鎮座し、日本神話(古事記・日本書紀)の中に書かれております天照大御神様のお隠れになられた
天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体として御祀りしており、天岩戸神話の舞台となった場所でございます。」
そんなわけはないでしょ。
来られていた観光客の方がこれを本当に信じて
 「へぇ、そんな古いものが良く残ってたなぁ」
と言ってたので、本当のことを言うべきだなと思った次第です。
まぁ、地元愛と昔からあった地方創生の観光マーケティングが作り上げたものとして、笑って見ておくことにしましょう。

結構大きな洞くつの中に「天の安川宮」があります。
天岩戸神社_d0239781_09203664.jpg
この洞窟を天の岩屋戸として、その前を流れている川を天の安川と見立てています。
安河原は天照大神の岩屋戸隠れ、出雲の国譲りの時などに八百万の神が集まって相談した場所です。
戦後、石積みが自然発生的に始まったとのこと。
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神楽殿です。
見た感じですけど、この鏡が45cm強の八咫鏡と同じサイズだと思います。
大きさが分かりにくいですが、後ろの掛け軸と比べてみてください。
中々ないサイズです。
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天岩戸神社は全国各地にありますので、ここの神社も小さなものだろうと思ってました。
ところが駐車場は大型観光バスが何台も停まり、多くの人が引きも切らずやって来る神社でした。
社殿自体はそう大きくありません。宗像大社や宮崎神宮のような雰囲気があるわけでもない。
ただし立地で成功してます。洞くつがあり、河原があり、もしかして高天原はこうだったのかなと思わせる雰囲気があります。
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そこで思ったのが、各地で外国人のインバウンド増加(不思議な言葉です)を狙っています。
ここはほとんどが日本人だけです。他の神社も割と外国の方は少ないように思います。
歴史・文化を作ってきた日本人の信仰観や価値観を分かり易く説明する資料、外国向けの資料があったらいいのではないかな。
Webで結構調べて来られるようだし、そうすればもっと日本を理解して貰え、行き先の選択肢も増えますよね。
外国人向けの観光サイトを作っているところに提案しますか。
漫画描ける人も要りますね。

 

by nosaphoto | 2016-12-06 21:52 | 九州
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